ブログ・ドクターコラム

歯周病を放置するリスクについて

2019年07月15日

口の中の病気として、歯周病はよく知られていますね。

 

歯周病は、歯に溜まった汚れであるプラークとそのなかの歯周病菌によって炎症が起こり、歯周組織が傷むことが原因になります。ほかにも喫煙や他の病気の影響、歯ぎしりや歯並びの悪さなどが原因になります。

歯周病はすぐには痛みが出るわけではないので、放置してしまう人が多いんです。しかし、ずっと放置することによって、歯茎が痛み、支えを失った歯が抜けてしまうことにつながります。

さらには、体内に入り込んだ歯周病菌が、他の重大な疾患を引き起こすリスクがあります。たとえば誤嚥性肺炎といって、歯周病の原因菌が気道にはいって起こるケースが多いです。口腔内の細菌が入ることで起こる病気には細菌性心内膜炎などもあります。また動脈硬化が悪化して、脳梗塞や心筋梗塞につながることもあります。糖尿病や肥満など、他の生活習慣病を引き起こす傾向も高いです。また早産のリスクも高くなります。

歯周病は、単なる口のなかの病気ではなく、かなり多くの病気に関係していることがわかりますね。
最初は歯磨きの途中に歯茎から血が出る、歯茎が腫れて痛い、などの症状が気になる程度です。進行するにしたがって歯がぐらつき、歯茎が腫れてしまう、など症状がひどくなっていきます。

日本人の成人の約8割がかかっている病気と言われていますが、本人は気づかずに放置し、症状が悪化してから歯科医院に行くケースも多いです。気になる症状があったら、早めに診察を受けることが必要です。

キシリトールってどんな効果があるの?

2019年07月08日

キシリトール配合のガムは虫歯予防に良いと言われており、キシリトールは歯磨き粉やマウスウォッシュにも配合されています。

キシリトールは唾液の分泌を促進させる効果がある事が分かっていて、これにより虫歯予防ができるとされています。

 

虫歯になってしまう原因は、虫歯菌が出す酸です。この酸を減らすことができるのが唾液です。

そのため唾液を出しやすくするキシリトールは虫歯予防ができると言われています。

唾液を出すことは虫歯予防だけでなく歯の再石灰化も促進してくれますし、歯の再石灰化を促すことも虫歯予防に繋がります。またキシリトールには歯を硬く丈夫にしてくれる作用もあるので、キシリトールを摂取することで虫歯になりにくい丈夫な歯を育てる事ができます。

キシリトールは虫歯ができないようにしてくれるだけでなく、虫歯の進行を防ぐ効果もあります。
キシリトールには虫歯菌の活動を弱めてくれる働きがあるので、積極的に摂取するのがおすすめです。

キシリトールには歯垢を取りやすくするという働きもあります。歯垢がたまると虫歯の原因になりますので、キシリトールを摂取して歯垢がつきにくい状態にすることができれば虫歯予防ができます。

しかしキシリトールを摂取していれば虫歯にならないというわけではありません。
虫歯予防のためには正しいブラッシングが必要です。またフッ素配合の歯磨き粉を使ったケアも行うことで歯を守る事ができます。定期的に歯科検診を受けて良い口腔環境を維持しましょう。

ポピュラーでありながらデメリットも多い銀歯による虫歯治療

2019年07月01日

進行した虫歯に施される治療で、保険も適用されることから銀歯で詰めものをするかたが多く見られます。

安上がりでポピュラーな方法ですし、セラミックなどと比べると丈夫です。

ただ、銀歯にもデメリットがありますので、その点を踏まえて上で治療を選ぶ必要があります。

まず、金属アレルギーがある場合には利用することができません。銀歯に含まれている金属イオンは唾液に溶けて吸収され、身体に蓄積されていきますし、体質に合わなければ余計に口内環境を悪化させ、体調不良を引き起こしかねません。

 

治療の前には必ずアレルギーの有無が確認されますが、銀歯にした当初は問題はなくても、体質の変化でアレルギー反応が引き起こされる可能性にも注意がいります。

また、歯と銀歯はセメントを用いて接着していますが、治療から月日が経つとこのセメントが溶け出して、歯の間にわずかに隙間ができてしまいます。ここからさらに虫歯菌が入り込んで再発をしてしまうことが少なくなく、密着性においてはレジンやセラミックなどの素材と比較して劣っているのがデメリットです。

特に、下の奥歯の銀歯は再び虫歯になりやすい傾向にありますので、定期的なメンテナンスを欠かすことはできません。

銀歯は見た目を著しく損なうという大きな欠点もあります。奥歯であっても口を開けば目立ちますし、前歯には積極的に使用しづらい素材です。銀歯を被せ続けていると金属成分が歯茎に影響を及ぼし、黒ずませてしまいます。

こうしたリスクを理解し、適切な治療を選ぶことが大切です。